ポルシェのRRって怖いの!?991GT3RSとMRのフェラーリ360モデナと比較してみた!

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久しぶりにF1のベルギーGPはベッテルが優勝でした♪
ここ数年はメルセデスのエンジンパワーがフェラーリよりも断然優っていたのですが、最近のアップデートでフェラーリのエンジンが大幅にパワーアップしました。
そのおかげもあり、今回ストレートで軽くハミルトンをベッテルが抜き去っていましたね(^_^)

次のイタリアGPのモンツァサーキットもパワーサーキットでエンジンが重要になるので今回スパで勝利できたのは幸先がいいです!
ポイント差も17ポイントに縮まりましたし、ライコネンがハミルトンの前でゴールしてくれれば17ポイント差なんてすぐに埋まってしまいます。
次も優勝に期待しましょう♪

それにしてもF1の車体は730kg程度の重量なのにエンジン出力は1000馬力近く出ています。
このパワーをリア駆動でコントロールするF1ドライバーはやっぱり凄すぎですね(^_^;)

ということでF1の駆動方式と似ているポルシェのRRについて991GT3RSをドライブしての個人的な感想を書いてみたいと思います。

ポルシェ911はRRだけど991はMRに近くなっている!?

ポルシェ911と言えばRR(=リアエンジンリア駆動)で有名ですね。
僕はそうは思いませんが、RRじゃなければポルシェじゃないと言う方もいるくらいです(笑)
僕はMRのボクスター、ケイマンも軽快感があって大好きな乗り味でRRじゃなくてもポルシェはすごいと思っています♪

昔はポルシェはリアにエンジンを積んでいるからスピンしやすく怖いと言うのをよく耳にしました。
空冷時代のポルシェは雨の日なんかに運転するのは怖いようですね(^_^;)
確かに1番の重量物が車体の一番後ろに積んでるのでカーブなんかでは物理的に遠心力が大きくなってスピンしやすそうですよね!?

重量物は車体の真ん中に近い方がいいので突き詰めて考えればMRにはRRでは勝てないと思います。
ポルシェもそこはわかっていて本来であれば911よりも速くできるケイマン・ボクスターをエンジン出力を抑えたり、サスペンション構造を変更したりすることで絶妙に911を越えないように作っています。
限定車であるカレラGTや918スパイダーはためらいなくMRで設計していることからもポルシェが認識していることが明らかです。

ですがポルシェはこれまで何とかリアエンジン特有のデメリットをRRのまま解決しようとしてきました。
それは991GT3RSをドライブしてみて何となく理由がわかりました。
やっぱりRRって独特の乗り味があるんです♪


そしてポルシェがこれまでRRの欠点を改善しようとしてきたのが911の歴史でもあるんですよね。
ポルシェのリアタイヤのサイズはボディーサイズの割にかなり極太で991GT3RSでは325になっています。リアフェンダーが広いのもRRの欠点対策の一つです。


さらに991世代ではホイールベースが10cm延長されリアタイヤとエンジンの距離が縮まったことによりリアエンジンの範囲内ではありますがミッドシップに近くなっています。
その他、リアアクスルステアリング(4WAS)であったりRRの欠点を打ち消すための様々な対策を施されています。
一番の解決策は4WD化なんでしょうけどRRではなくなってしまうので乗り味も変わってしまいますからRRとは別物と考えた方がいいかもしれません。

そういう訳で空冷時代のRRポルシェが好きな方にとってはRRであっても991世代のポルシェではクセが無さ過ぎて物足りない方も多いようですね(^_^) “ポルシェのRRって怖いの!?991GT3RSとMRのフェラーリ360モデナと比較してみた!” の続きを読む